祖母との思い出
2010/12/2ある日、母が数冊の大学ノートを押し入れから出してきて、私に見せてくれました。
そのノートの表紙には「短歌」や「旅行記」、「追憶集」とあり、祖母の趣味であった短歌や旅行の事、そして親戚との思い出がびっしり書き綴られていました。
祖母はボケ防止にと、これまでの出来事を思い出しながらコツコツと書きためていたようです。
その中で、私が小学生のころ一緒に柳川観光をしたという日記があり、最後に短歌が添えられていました。
「柳川の 岸辺の木陰を 縫うやうに ドンコ舟にて 掘割下る」
「船頭の 名調子に 乗せられて のんびり下る 柳川堀り」
白壁の美しさや、水遊びをする鴨の親子、びっくりする程大きいジャンボタニシなど、ドンコ舟から祖母と一緒に見た風景を思い出しました。
ゆったりと時間が流れ、心をほっこりさせる柳川の風景は、今も昔も変わりません。
柳川の冬といえば、こたつ付きのドンコ舟。なかなか風情があります。
お休みの日は柳川で身も心も暖まってみませんか?
(小柳)