ひかり
2010/11/8御花には色んな人がいます。
サービススタッフ、仲居さん、料理人、ウェデングプランナー、オフィススタッフ、学芸員などなど。
中でも“裏方中の裏方”がこのお方!
施設管理の志岐さんです。
7000坪もの御花の敷地内において、設備に不具合はないか、不衛生な箇所はないか、悪い子はいないか(?)などと、常に目を光らせているのです。
時に、営業をする上で必要であろう棚やテーブルを電光石火の如くDIYしてしまう匠であり、御花には欠かせない究極の裏方さんなのであります。
そんな志岐さんが、松濤館2Fの電球を取り替えるというので、同行させて頂きました。
おわかり頂けますでしょうか。
電球とは言え、吹き抜け部に吊り下がるシャンデリア。
一筋縄にはいきません。
迷いなくロープを張り、ハシゴを垂直に立てる志岐さん。
電球を取り替える姿は真剣そのもの。
志岐さんにとっては日常の一コマかもしれませんが、
誰かがしなければならないことをいとも簡単にやってのけてしまう匠の技に、
ただただ頭が下がりました。
蛇口をひねれば水がでる・・・
スイッチを入れれば電気がつく・・・
当然のことが当然にあり得る背景には、必ず“影の存在”があるのです。
そして、
シャンデリアの小さなひかりは、
“影の存在”によってこそその存在が強調され、
新たな生命力を帯びるのです。
(雑用係)